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アビガン

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新型コロナウイルス国内感染の状況

































期待高まる「アビガン」 新型コロナ治療薬

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者数が増加し続けている。タレントの志村けんさんが発症後短い期間で死去した出来事は、社会にショックを与えた。感染の制圧に不可欠なワクチンと治療薬の開発・実用化には時間がかかるため、HIVやぜんそくの治療薬など既存の薬でウイルスに有効な薬を探す動きが加速している。特に、有効性を示す論文が報告された新型インフルエンザ治療薬「ファビピラビル(商品名『アビガン』)」については、安倍晋三首相が2020年3月28日の記者会見で言及、「新型コロナウイルスの治療薬として正式承認するにあたって必要となるプロセスを開始する」と表明するなど期待が高まっている。


アビガンとは

ファビピラビル(Favipiravir)は、富山大学医学部教授の白木公康と富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業(現:富士フイルム富山化学)が共同研究で開発した核酸アナログでRNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤である。開発コードのT-705、あるいは商品名であるアビガン錠 (Avigan Tablet) の名前でも呼ばれる。中華人民共和国では、浙江海正薬業股份有限公司がライセンスを取得して生産していた。ただし、2019年に、中国における富士フイルムのファビピラビルの物質特許は失効しており、それ以降はライセンスによらずに、後発医薬品(商品名「法维拉韦」)として製造している。ファビピラビルは富山化学の江川裕之らが合成し、古田要介らが抗インフルエンザ活性を見出した。富山大学医学部の白木公康らがインフルエンザ感染マウスでの有効性を確認し、タミフルより強い治療効果を有していること、薬剤耐性を生じないことを見出した。ファビピラビルはプロドラッグであり、投与後に細胞内のin vivo(生体内)環境で、三リン酸化されて、ファビピラビル・リボフラノシル-5'-三リン酸 (favipiravir-RTP) となり、これがRNAウイルスのRNA依存性RNAポリメラーゼ(RdRP、RNA複製酵素)にプリンヌクレオシド(アデノシンおよびグアノシン)と競合して取り込まれ、取り込まれた部位以降のRNA鎖の伸長を阻害するchain terminator(伸長阻止薬)として作用する (Furuta, Shiraki et al., 2013)。in vitro(試験管内)環境では、ファビピラビルは十分な三リン酸化を受けることができないため、50%効果濃度(EC50値)などを基準とした効果評価においては、他の薬物より効果が劣ると判定される場合がある(エボラ出血熱ウイルス、2019新型コロナウイルス)。抗インフルエンザウイルス薬としては細胞内におけるウイルスRNAの複製を妨げることで増殖を防ぐ仕組みで、タミフルなどの既存薬とは作用機序が異なる。そのためインフルエンザウイルスの種類を問わず抗ウイルス作用が期待できる(たとえばタミフルはB型インフルエンザウイルスに対しては効果が劣り、C型インフルエンザウイルスには効果がない)。またインフルエンザウイルスのみならず、エボラ出血熱ウイルスやノロウイルス、SFTSウイルスなどへの適用性に関する試験・研究も行われており、ケンブリッジ大学教授のイアン・グッドフェローらの研究チームは2014年10月21日、マウスを使った実験でノロウイルスの減少・消失を確認したとの発表を行った。さらにウエストナイル熱ウイルス、黄熱ウイルスなどのRNAウイルスにも効果があると考えられており、同研究チームは「治療だけでなく感染予防にも効果的である可能性がある」とコメントしている。2020年2月22日、厚生労働大臣は、新型コロナウイルス感染症の治療の一環として、投与する考えを示した。




















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