New York Dolls

New York Dolls

















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New York Dolls -Looking for a Kiss



































ロックンロールの定義。毒がある、かっこいい、ヒネてる、ストレート、ノリがいい、近寄りがたい、などなど…。すなわちニューヨーク・ドールズそのもの。随分と色々なロックンロールバンドを聴いたけどニューヨーク・ドールズほどロックンロールという定義が見事に当てはまるバンドはいない。くどくど語る必要はないんだろうけど、ロックンロールはブルースから派生したものだし、そこから発展したロックは多ジャンルの何かと融合したもの…例えばプログレはクラッシックやジャズを持ち込んだものだし、ポリスやクラッシュのようにレゲエやスカを持ち込みこともある。またはモータウンやソウルを持ち込むものもある。いわゆるロックの世界。しかし純粋なロックンロールはコレだ、っていうバンドはほとんど存在していないと思うんだよね。プレスリーだってカントリーだしね。ところがニューヨーク・ドールズのサウンドは完璧に純粋なロックンロールなのだ。ラモーンズ当たりも近いところにいるんだろうけどちょっと趣が違うので、やっぱドールズ。こないだ再結成して来日公演もやったみたいなんだけど、ヨハンセンの意気込みだけでできたようなものだし…、余談だけど確かザ・スミスのモリッシーが再結成を実現させたらしい←ニューヨーク・ドールズのファンクラブ会長だったとか?よーわからんヤツ(笑)。この余興は随分と一部で盛り上がったみたいなんだけど、やっぱり当然ながら1973年リリースの早すぎたパンクアルバムと言われたファースト「New York Dolls」が良い。純粋なロックンロールのオンパレード。何の香りもしない、純粋なロックンロール。ギターを始めるならここから始めればロックンロールって何かがよくわかる。ボーカルを始めるならここから始めるとロックンロールの歌ってのがわかる。まぁ、上手い下手ってのはそこからの努力だが、スピリットとしては絶対だね。どの曲を切り取ってもとにかくロックンロール。ギターはもちろんレスポールJrを掻き鳴らすジョニー・サンダーズのフレーズが特徴的でとにかくエッジが立った耳を引きつける音でしかも軽快だから疾走感が凄い。ヨハンセンの歌はミック・ジャガーと比較されることが多いんだけど、ま、そういう歌い方かな。アメリカ人だからもっと堂々としてるって感じだね。それでいて二人のギターの絡み方というかアレンジがきちんとしていてあんまり語られないけどツインギターの魅力もしっかりと持っているんだな。ケバいメイクと底の厚いブーツ、純粋なロックンロールサウンド、ジョニー・サンダースの逆毛の立った髪型、どれもこれも衝撃的でかっこいいという形容詞以外に浮かばないバンド。セカンドアルバム「Too Much Too Soon」のジャケットではライブの1シーンが切り取られていて、滅茶苦茶かっこいいんだけどね、どんなライブを繰り広げていたんだろう、凄く気になるね。ライブ盤なんかじゃダメなんだよね、映像がないとさ。でもナマで見たら一発で昇天だろうなぁ。世に放つインパクトってのがロックの醍醐味でもあり一般人とは異なる世界観を体現していたり、だからこそヘンな所に拘る…一芸に秀でていたというような図式がまかり通っていた華やかな時代。それこそがロックのロックたる世界で、輝かしいのだと思うのだが最近のバンドは全く…、いや、それは良しとして(笑)。まずはこのバンドのこのジャケットですよ。見てくれれば一目瞭然、これこそロック。ニューヨーク・ドールズの1974年リリースのセカンドアルバムにしてジョニー・サンダース参加の最終作品「悪徳のジャングル」。まぁ、ニューヨーク・ドールズの場合は初期二枚だけがオリジナルアルバムとして認識されているのだが、とにかくこのジャケットだ。ファースト「ニューヨーク・ドールズ」のグラマラスでヤバそうなジャケットも衝撃的だったが、セカンドの「悪徳のジャングル」はコレだ。一体どんなライブステージだったのだろう?とかヤバすぎないか、このルックスは…とか、イロイロと思うのですよ、こんだけ華があってトゲがあると。特にジョニー・サンダース(右端)のかっこよさと言ったら堪らないものがある。どんな髪形?んでこれってどんなギターなんだ?とかね、思った。レスポールスペシャルなんつうのがあるってのはここで知ったもん。そしてデヴィッド・ヨハンセンのクネり方もヤだねぇ(笑)。ミック・ジャガーみたいなもんだが、もっとわいせつさ度合いが高いのだ。さて、「悪徳のジャングル」の中味だがファースト「ニューヨーク・ドールズ」でかっちょよい要素は全て使い果たしてしまったのか、クォリティ的には圧倒的にファースト「ニューヨーク・ドールズ」に劣るような気がするが、その分ゆとりを持って多様な取り組みに挑戦している。おかげでニューヨーク・ドールズらしいケバケバなR&Rと言うよりもカバーソングをニューヨーク・ドールズ風にやるとこうなる、っていうのが多い。もっともそれだけ確立してしまっていたってのは凄いのだが…。まぁ、最初に聴いたのが15〜16歳頃だったのでそんなオリジナルがどうのとかアレンジがどうのとか関係なくとにかく凄くかっこよく聞こえたものだ。今でもそのせいでこんあにダサいのにかっこよく聞こえるんだもん(笑)。ハチャメチャなニューヨーク・ドールズのライブの様相を思い浮かべながらよく聴いたわ、コレ。しかし今聴くとホントにイマイチなアルバムだな(笑)。いや、良いのだ、これがニューヨーク・ドールズなのだ。最近では4曲のボーナストラック入りでSHM-CDで出てるんだね…、定期的に需要があるアルバムってことなのだろうから、このインパクトに惹き付けられる若い世代はいつの時代もいるってことにちょっと安心したい…ん?何回も買い直す世代向け?ロックンロールなんてのは狂気の沙汰だぜっ!ってのをショウとして最初に体現していたバンドのひとつであるニューヨーク・ドールズ。ちょっと前に元ファンクラブ会長を務めていた元ザ・スミスのモリッシーがメルトダウンフェスティバルを開催するに当たっての目玉バンドとしてニューヨーク・ドールズの再結成を要請したことが始まりだった。…とは云えオリジナルメンバーの大半を失っていたドールズの再結成なんてのは誰がアテにするのだろう?そんな疑念もあって、ドールズのフロントマン、デヴィッド・ヨハンセンは再結成話に悲観的だったらしい。「正気じゃないね」って呟いていたらしいからなぁ。ところが、だ。そのライブをこなした後、自信が着いたのか、ツアーを行うことにした矢先にオリジナルメンバーのベーシスト、アーサー・ケインが他界。時を計ったようなタイミングでの訃報にバンドはぐらつくものの、元ハノイロックスのサミ・ヤッファをベーシストに迎えて再度復活。これでオリジナルメンバーはギターのシルヴェイン・シルヴェインとヨハンセンのみとなった…。しかし、ベースのサミ・ヤッファだって既に伝説と化しているハノイロックスの、正にドールズ直系バンドのベーシストだったワケで、ぴったりの人選だし、本人も憧れのドールズでベースが弾けるだなんて思いもしなかっただろう。それで2004年には日本公演も実現して、にわかフィーバーを醸し出した再結成ドールズ。ついでにその頃だとハノイロックスも再生誕していて、正にバッドボーイズロック復活!の兆しだった。そして驚くことに、そのままの勢いが持続していて今年初っ端からスタジオレコーディングするとのウワサは聞いていたものの、まさか本当に新作がリリースされるとは…。そして、出来上がった作品が「 One Day It Will Please Us To Remember Even This」というアルバムだ。話題としてはイギー・ポップのゲスト参加などだが、正直云ってどうでもよろし。このアルバムを初っ端からデカイ音でガンガン聴くべし♪すげぇロックンロールが詰まってるからさ。オープニングからサミ・ヤッファのドライブするベースラインってのがかっこいい。そしてどの曲聴いてもキャッチーて毒々しいロックンロールのオンパレード、ギターの音も確かにドールズの歪み具合とフレーズは健在で、ジョニー・サンダースでなくてもしっかりとその血は脈々と受け継がれているのだ。そしてちょっと声に張りがなくなったけど毒々しさは相変わらずのヨハンセンの歌声も渋みを帯びて正にロックンロールパーティそのもの。涙チョチョ切れるバラードっぽいのも安っぽいロックバンドらしくていいね、こういうの。今の時代こういうロックバンドがいないんだよ、みんな凝ったこと考えすぎだしやりすぎ。ロックはこれでいいんだよ、そう思わせるほどのパワーに満ち溢れた作品で、決してニューヨークドールズの名に恥じない相変わらずの三枚目のオリジナルアルバムと云える快作♪

『ロック好きの行き着く先は…』より















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