永遠の夢に向かってジョージア・サテライツ

 

ジョージア・サテライツ

ジョージア・サテライツ















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GEORGIA SATELLITES - Keep Your Hands To Yourself















































































ジョージア・サテライツ。流行なんか関係ないっていう姿勢がいい。「ダサイ」「田舎臭い」などと言われることをむしろ快感に感じているのではないかというくらいのストレートなR&R。「汗くさい」「埃くさい」「男くさい」の3拍子が揃った、ゴリゴリの南部サウンドは、もはや確信犯としか言いようがない。ジョージア州アトランタから生まれた80Sサザン・ロックス/カウ・パンク/オルタナ・カントリーのパイオニアのジョージア・サテライツ(GEORGIA SATELLITES)やその後のスーパー・グループTHE YAYHOOSのメインマンとして知られたダン・ベアード(DAN BAIRD)。カントリー・トゥワング&ブギーが満載のオールドスクール・ロックンロールが詰まっている。いつもながらのアメリカン・ロック、普遍です。

『ロック徒然日記』より



1987年2月~3月のアメリカといえば、ボン・ジョヴィの「Livin' On A Prayer」が飛ぶ鳥を落とすがごとく売れていた時期なのだが、そのドサクサにまぎれてヘンな曲がチャートの上位をウロウロしていた。「流行?そんなモン知るかよ」と言わんばかりの、泥臭くてストレートなギターサウンド。ふてぶてしさと人懐っこさが同居したダン・ベアードのボーカル。そして、つかみどころのない、だけどなぜか耳に残るメロディ。それがこの「Keep Your Hands to Yourself」である。1987年、全米最高2位。年間チャートでも35位を記録する健闘ぶりを見せた。この曲を歌ったジョージア・サテライツは、文字通りジョージア州アトランタの出身。1980年に結成された彼らは、クラブ・サーキットで腕を磨くが、'84年に一度解散する。だが、彼らの残したデモテープがイギリスのインディー・レーベルに拾われ、'85年にミニ・アルバムとしてリリースされた。それが思わぬ評判を呼び、バンドは急遽再結成。翌'86年にメジャーからリリースされた「「Keep Your Hands to Yourself」が、まさかの大ヒットとなった。ジョン・レノンの追悼セッションに集まったメンバーが意気投合して出来たというこのグループだが、その音楽はローリング・ストーンズやフェイセズにも通じる南部系ロックンロールだった(アルバムにはロッド・スチュワートのカバー曲もあった)。しかもダン・ベアードのしゃくれた歌声は、ミック・ジャガー直系。節回しも独特で、声が思いっきり裏返るサビの部分は、「マジメに歌っとんのか」とツッコみたくもなるが、これが何ともいえない個性となっている。が、当時の僕といえば視野狭窄のヒットチャート少年。こういう系統の音楽に理解があるはずもなく、最初、この曲がチャートを上がってきた時には、「ヘンな曲がチャートに入ってきた」くらいにしか思わなかった。使ってるコードはA、D、Eの3つだけ。ルーズで骨太なバンドサウンド。スワンプの香り漂うギター・ソロはロールウェル・ジョージの影響か。小汚いパブでウィスキーを飲みながら聴きたくなる、愚直なまでのシンプルなロックンロール。そこに滲み出るのは優れたポップ・センスと、ライブハウスで叩き上げた芸人根性だ。とはいえ、当時の流行にどこまでも逆行していて、どこかネジれている曲には変わりはない。こんな曲をチャートの中で受け入れる事ができたアメリカは豊かな国だなあきらきら、などと思った記憶がある。田舎クサい低予算PVもダサかっこよかった。だが、彼らのヒット曲らしいヒット曲といえばこれだけ。この曲を収録した1stや、'88年に発売された2nd「Open All Night」も優れた作品だったが、以降は商業的に後が続かなかった。ジョージア・サテライツは'91年に解散。その後、ダン・ベアードはソロ・アルバムを発表。ギターのリック・リチャーズは、Guns N' Rosesのイジー・ストラドリンのアルバムに参加した。大方の予想通り(?)、見事な一発屋となってしまった彼らだが、時代に左右されないロックンロール魂は多くの無名の支持者を得た……ような気もするなあねずみ。音のいいバージョンを聴きたい方はこちら(映像は関係なし)。トム・クルーズ主演の映画「カクテル」のサントラに入っていた彼らの曲「Hippy Hippy Shake」(カバー曲だけど)も、なんとなく好きだったワタシ。。。

『ポム・スフレ音楽』より



1980年に結成されながら、うまくいかず一旦1984年に解散したのですが、イギリス人のプロデューサーの目にとまり、とりあえずEPを発売。プレス関係に好評であったため、バンドは再度結成され、エレクトラ・レコードと契約。本日ご紹介するバンド名を題したデビュー・アルバムを完成し、そこからシングル・カットされた「Keep Your Hands to Yourself」は全米No.2を獲得し、バンドは一躍有名になりました。確かに、このバンド、なぜ売れなかったと思うくらい、ロック魂に溢れる曲・演奏を聴かせてくれるグループで、私もこのデビュー・アルバムに飛びついてしまいました。アナログ・レコードを買っていた最後の頃でした。サウンド的には、ジョージアの名のとおり、サザン・ロック、スワンプ・ロックを感じさせる土臭いロックが主流、クリデンス・クリアウォーター・リバイオバル(CCR)を思い出させます。かといってイモくささはなく、曲によっては、フェイシィズや、ストーンズ、エアロスミスなども思わせる曲もあり、グルーヴ感もこれらの大先輩に負けない位にあって、彼らもロックの救世主か?!と思わせるものがありました。オープニングの「Keep Your Hands to Yourself」のジャージーな雰囲気はもう最高!ブレイクからなだれ込むバンド・サウンドはこれぞロック!ブギウギで聴かせる「Railroad Steel」はドラムの音も刺激的。ハードロックにはやっぱりレイルロードじゃなきゃ。「Battleship Chains」はもろストーンズやエアロスミスの路線。ロックファンなら、みんなが好きになりそうな名曲。「Red Lights」はスワンプ・ロックの極めつけみたいな曲。格好いいです。「The Myth of Love」ギターのストロークでグングン盛り上がっていく、ダルな感じの曲。B面トップ「Cant Stand the Pain」は全編に鳴り響くスライド・ギターが最高のグルーヴを作ってます。これなんか、ヴォーカルなしで演奏だけ聴いたら、ストーンズやエアロと間違えそう。「Golden Lights」はややスロー・テンポのロック・バラード。サビのメロディが美しい。「Over And Over」は歯切れの良いギターのストロークが心地よい明るいロック。「Nights of Mystery」はたぶん唯一アコギを使ったブルーズ風味のイントロからミディアムテンポのハードロックへ。そしてラストに配したのはロッド・スチュワートの名曲「Every Picture Tells a Story」のカバー。ほぼオリジナルに忠実な演奏ですが、違和感は全くありません。全編、最高のロックン・ロールで固めた強力な1枚でした。が、せっかく再結成したバンドもこの時が最大の輝き。この後は、ほとんど表舞台に立つことはなかったです。そういう意味で、奇跡の1枚と言えましょう。

『ロック日記』より



時代は1986年、市場はユーロビートやLAメタルが溢れかえっていた時期にもかかわらずこの骨太なアメリカンなサウンドを醸し出すバンドは何とデビューアルバムをチャートに押し込んでしまうくらいのパワーを持っていたのだ。シンプルでかっこいいというロックンロールの信条そのままに、音の方も単純な3コード基本のものばかりだったのだが…。ジョージア・サテライツという四人組。まぁ、田舎者丸出しという感じなのだが、ある意味ではAC/DCみたいなもんか。シーンへの衝撃は結構凄かったね。サウンド的には英国ロック好きなアメリカ人がアメリカルーツ音楽と一緒になって取り組んでいるというもので、まぁ、どちらかと言えば旧来のロックンロールの模倣なんだけど、ギターのセンスとかザクザクとしたバックの音なんてのがかっこよくって、もちろんノリも単純なロックンロールのものなので面白かった。テレキャスとレスポール・スペシャルっつうギターのコンビネーションも音的に良かったな。これでロックンロールのギターはその二本に代表されるっていうイメージまで作ったもんな。で、ファーストアルバム「Georgia Satellites」の初っ端にはヒットシングルとなった「Keep Your Hands to Yourself」が入っていて、これがまたダミ声に軽快なロックンロールで、冷静に聴いてみると当時流行していたLAメタルだって結構軽めでキャッチーに作られていたワケで、それらと比較してもあんまり遜色なかったんだ…、もちろんコッチの方がロックンロールしてるからアメリカ人的には受け入れやすかったと思うけど。しかしこのアルバムからはたくさんヒット曲出ているし、今久々に聴いてみてもかっこいい曲だな~って思うとちゃんとヒットシングルとして出されているものばかり。「Battleship Chains」なんてのも凄くかっこよくって腰を振りたくなるサウンドだし、「The Myth Of Love」もシャープでノリが良くってかっちょいい。土臭いアメリカンロックのひとつの完成系が彼等のサウンドだったのかもしれないなぁ。アルバムラストでは怖い者知らずかロッド・スチュワートの名曲ロックンロールナンバー「Every Picture Tells a Story」をカバーしているんだけど、これがまた本家本元に負けないくらいかっちょいい演奏で、そしてアルバム全体のバランスも崩れていないってのが凄い。う~む、かなりやるぞ、こいつら、って言ったか言わなかったか(笑)。バンド自体はこの後数枚出して消えていったような気がするんだけど、セカンドアルバム「Open All Night」も同じような路線でかっこよかったよな…。最近ダン・ベアードがアルバム出したらしくてCD屋さんに飾られていたけど多分やっていることは変わらないんだろう。これぞロックンロール♪あと、トム・クルーズ主演の映画「カクテル」での「Hippy Hippy Shake」はメチャかっこいい♪

『ロック好きの行き着く先は… 』より



あたしは現実にアメリカに行った事はないんだけど、音楽を聴いていると、その土地ごとに特色があるのが分かります。アメリカン・ロックの中でも、そうなんですよね。東海岸、西海岸、南部なんて大ざっぱな分け方はもちろん、例えば同じカリフォルニア州でも、ロサンゼルスとサン・フランシスコの音は違います。たぶん、比べるつもりはなくても、たくさん聴けば感じる事ができると思います。さて、この Georgea Satellites は、その名の通りジョージア州アトランタ出身のバンドです。南部の匂いをたっぷり漂わせたストレートな R&R で、ぐいぐい押してくるのが魅力的です。でもね、このバンドのメンバーへのインタビューを読んだ時に思ったんです。同じジョージア州のアトランタとアセンズだったかな、そのロックの違いは何かって。その答えは・・・「アトランタのが音がでかい」そうです(笑)。単純な答に笑ってしまったあたしですけども、ホントは R&R の聴き方なんて、そんなもんでいいのかもしれません。このバンドのデビューは、衝撃的でした。ジョージアの片田舎のパブで演奏していた、そのままの格好で飛び出してきたような Georgia Satellites。いえ、格好だけではなく、演奏してきた曲目やそのスタイルも、きっとそのままだったでしょう。だけど、何故それが、それ程衝撃的に思えたのでしょうか。それは、ルーツ系ロックにとって最も不遇な時期、1980年代の後半だったからです。事実、彼等のデビューは簡単ではありませんでした。どのレコード会社からも「時代遅れの音楽」と受け入れてもらえず、イギリスで自主製作盤を発表したのがキッカケになったそうです。だけど「時代遅れ」そのままのスタイルなのに、デビューシングル "Keep Your Hands to Yourself" がするするとチャートを上昇し、ついには全米2位を記録!(アルバムは5位)。これにはファンや関係者以上に、本人達が一番驚いたのたかもしれませんね。だいたい、ストレートなR&R、豪快、ギミックなし・・・と、いろいろな言い方をされますが、きっと彼等は3コードしか知らないでしょう(笑)。それにギター、ベース、ドラムス以外の楽器なんて、存在しないと思ってるかもしれません。それ程に単純なサウンドが、なんでこんなにカッコイイんでしょう!。前述のオープニング曲 "Keep You Hands to Yourself"。リズムギターの刻む音に、Dan Baird の男臭いヴォーカルが、絡みつくように入った時点でノックアウトです。ルーツでルーズで南部で粘っこいんです。もう惚れ惚れするほどです。それに、このバンド・スタイル。骨太なサウンドは、理屈抜きであたしの体を震わせます。"Battleship Chains" (86位) も、まったく単純な曲。きっとストレートに表現することしか、知らないんでしょうね。あたしはホントにこの時代、もうルーツ系のロックはすたれていくだけと思っていました。でも、彼等のようなバンドが出てくると、そんなことないなって。聴くファンはもちろんだけど、アメリカの田舎を廻ってみれば、まだたくさんこんな演奏をしてる人もいると、安心したのでした。"Every Picture Tells a Story" は、もちろん Rod Stewart の曲のカヴァー(彼の出世作のアルバム・タイトルですね)。前述の自主製作盤を出した時、イギリスでは彼等の魅力を Faces や the Rolling Stones, CCR などと比較して語られたそうです。きっと思い入れたっぷりなんでしょう。エンディングに相応しいノリになってます。彼等はこの後 "Open All Night" (88年)、"in the Land of Salvation and Sin" (89年) と立て続けにアルバムを発表しましたが、ここまでで解散となります。やっぱり時代に合わなかったのかな。セールス的にも、このファースト・アルバムには届きませんでした。そして Dan Baird はソロに転向。"Love Songs for the Hearing Impaired" (92年)、"Buffalo Nickel" (96年) と発表するものの、その後は沈黙してしまいます。Georgia Satellites は98年、主要メンバー抜きで再結成しますが、これはあまり聞きたくなりません。単純に Dan がいないからなんだと思います。だって、彼が歌った上記の4作(ファーストを入れて5作)、どれも傑作なんですよ。もしかすると、一作ごとにクオリティが上がっているくらいかも。だから、どのアルバムを聴いたとしても、外れはないと思います。それでも、当時の衝撃と曲のキャッチーさを考えると、あたしはやっぱりこのアルバムなのかなと思うんです。

『T'sな日記』より














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