永遠の夢に向かってシャンテイズ

 

シャンテイズ

シャンテイズ















pipeline wave















PIPELINE - THE CHANTAYS




































「パイプライン (Pipeline)」は、1962年に録音された、シャンテイズによるサーフ・ロックの楽曲。当初は「Liberty's Whip」(「自由の鞭」の意)という題がついていたが、バンドの面々がハワイのバンザイ・パイプラインで撮影されたサーフィンの映画を見た後、曲名が変更された。この曲は、当時人気が高まっていたサーフィン熱に乗って、『ビルボード』誌のポップ・チャート (Billboard Hot 100) を駆け上がって4位に達し、この時代を代表するヒット曲となった。この曲は、アルベルティ・バスのアルペジオを用いている点が特徴となっている。シャンテイズは数多くのサーフ・ミュージックの楽曲を生んだが、「パイプライン」は彼らにとって唯一ヒットしたシングルであり、またこのジャンルを象徴する重要な作品と考えられている。この曲の特異なサウンドは、通常とは逆に、ベース、エレクトリックピアノ、リズムギターを前面に出し、リードギターとドラムスを目立たなせずに背景に置いたミキシングによるところが大きい。45回転シングルは、モノラルでしかリリースされなかったが、録音は左右を明確に分離したステレオで行なわれており、リズムギターは極端に左側、ベースとドラムスは極端に右側、エレクトリックピアノとリードギターは中央に聞こえるようになっている。1984年にMCAレコードが7インチ・シングルを出して以降の再発盤では、音源はステレオ化されている。1987年11月、シャンテイズは「パイプライン・アンプラグド」と題して、この曲のアコースティック・バージョンを吹き込み、アルバム『Waiting for the Tide』に収録した。この曲のオリジナル・シングルは、ダウニー (Downey) 104-B としてリリースされ、ドット・レコードが全国配給を担った盤はドット (Dot) 16440-B としてリリースされた。45回転盤シングルでは、バンド名は「Chantay's」と表記されているが、これはいわゆる「八百屋のアポストロフィー (greengrocers’ apostrophes)」(複数形を意味する「s」の前に入れるアポストロフィ:本来は誤用とされる)である。本来のA面曲であった「ムーヴ・イット (Move It)」は、チャート入りはしなかったので、このシングルは、B面ヒット (flipped disc) の典型例となった。この曲は、以前は、BBCテレビのサッカー番組『Match of the Day』のコーナー「今月のゴール (Goal of the Month)」でバックグラウンドミュージック (BGM) として使用されていた。また、1980年代から1990年代にかけての長い間、アイスホッケー・チームのエドモントン・オイラーズが、当時のノースランズ・コロシアム(Northlands Coliseum:後のレクソール・プレイス)におけるホームゲームで、入場曲として使用していたが、これはチーム名オイラーズの由来である石油産業に関わるパイプライン輸送にかけた駄洒落である。「パイプライン」は多数のミュージシャンたちによってカバーされ、また、吹き込まれており、その中には、ジョニー・サンダース(ライブ演奏版が、テレビ・シリーズ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』の第74話「聖者 ("The Ride")」のエンディングクレジットで流れた)、ディック・デイル(スティーヴィー・レイ・ヴォーン、ジミー・ヴォーンと共演)、ザ・イーグルス (イギリスのバンド)、ザ・ベンチャーズ、ザ・ベンチャーズのギタリストであるノーキー・エドワーズがライト・クラスト・ドウボーイズと共演した2003年のアルバム『Guitars Over Texas』、寺内タケシとブルージーンズ、アート・グリーンホーがシタール奏者ヴァトサル・デイヴ (Vatsal Dave) とともに2006年のアルバム『Lone Star Sitar』に収録したコンテンポラリー・ワールド・フュージョンのバージョン、インクレディブル・ボンゴ・バンド、ハノイ・ロックス、ハンク・マーヴィン(デュアン・エディとのデュエットを1992年のアルバム『Into the Light』に収録)、エルトン・モテロ、エージェントオレンジ、アンスラックス、アストロノウツ、アサシン、ホット・バター、ブルース・ジョンストン、サンディ・ネルソン、オーストラリアのエクスプローディング・ホワイト・マイス、レス・クレイプールのユニットデュオ・デ・トワングのアルバム『Four Foot Shack』などがある。スティーヴィー・レイ・ヴォーンとディック・デイルのバージョンは、1987年の映画『バック・トゥ・ザ・ビーチ (Back to the Beach)』のサウンドトラックに入っており、さらに、両者それぞれのコンピレーション・アルバムにも収められている。2014年、ビル・フリゼールは、「パイプライン」のジャズ・バージョンをアルバム『Guitar in the Space Age! 』に収録した。


THE CHANTAYS

シャンテイズ (The Chantays) は、カリフォルニア州オレンジ郡で結成された、アメリカのサーフ・ロック・バンドで、1963年のインストゥルメンタル・ロックのヒット曲「パイプライン」で知られている。彼らの音楽は、電気楽器としてのキーボード(エレクトリックピアノ)と「サーフ・ギター (surf guitar)」と称されたスタイルのエレクトリック・ギターを合わせたもので、「ghostly(幽霊のような、ほんやりした)」と形容される独自のサウンドをもっている。日本語では、シャンティズ、シャンティーズなどと表記される場合もある。シャンテイズは1961年に、高校の仲間5人で結成された。ボブ・スピッカード (Bob Spickard)、ブライアン・カーマン (Brian Carman)(以上のふたりは「パイプライン」の共作者)、ボブ・ウェルチ (Bob Welch)、ウォーレン・ウォーターズ (Warren Waters)、ロブ・マーシャル (Rob Marshall) のメンバー5人は全員が、カリフォルニア州のサンタアナ高等学校の生徒で、地元で活動していたリズム・ロッカーズ (the Rhythm Rockers) という音楽グループの勧めでシャンテイズを結成することとなった。1962年12月に録音してリリースされた「パイプライン」は、1963年5月に、Billboard Hot 100の4位に達した。同年には全英シングルチャートでも16位まで上昇した。1963年には、『Pipeline』と題された最初のアルバムも録音され、「ブランダバス (Blunderbus)」、「征服者 (El Conquistador)」モ収録された。続いて1964年には、アルバム『Two Sides of the Chantays』が出た。チャンテイズは、ライチャス・ブラザーズやロイ・オービソンとともに、日本やアメリカ合衆国を数回ツアーし、テレビ番組『The Lawrence Welk Show』に出演した唯一のロックンロール・バンドとなった。「パイプライン」は、1962年にダウニー音楽出版 (Downey Music Publishing) から楽譜として出版され、サーフ・ロックの代表的なヒット曲のひとつとなった。この曲のカバーは、ブルース・ジョンストン、ウェルク(ドット・レコードから出たアルバム『Scarlet O'Hara』に収録)、アル・カイオラ(ユナイテッド・アーティスツ・レコードから出たアルバム『Greasy Kid Stuff』に収録)、ザ・ベンチャーズ、寺内タケシとブルージーンズ、エージェントオレンジ、ハンク・マーヴィン、ライヴリー・ワンズ、パット・メセニー、ディック・デイルとスティーヴィー・レイ・ヴォーン(グラミー賞にノミネートされた)、スラッシュメタル・バンドのアンスラックス、バッド・マナーズ、ジョニー・サンダースなどによるものがある。「パイプライン」は映画やテレビ番組、コマーシャルなどでも、しばしば使用されている。また、この曲は、多数のコンピレーション・アルバムに収録されている。シャンテイズは、音楽への貢献に対して様々な栄誉を与えられている。その最も顕著なものとしては、1996年4月12日に、音楽に永続的かつ重要な貢献をした個人やグループを顕彰するハリウッドのロック・ウォーク (Hollywood's Rock Walk) に加えられたことなどがある。また、「パイプライン」は、「ロックンロールを作った500曲 (the 500 Songs that Shaped Rock and Roll)」のひとつに選ばれている。ライチャス・ブラザーズのビル・メドレーや、ダイアン・キートンとともに、シャンテイズは、サンタアナ市とサンタアナ高等学校によってその名を街路名に残すという栄誉を与えられ、「シャンテイズ・ウェイ (Chantays Way)」が誕生した。『OCウィークリー』誌は、オレンジ郡を代表するバンドのひとつとして、シャンテイズを挙げている。シャンテイズは、現在も活動を続けている。オリジナルのメンバーであるボブ・スピッカード、ブライアン・カーマン、ボブ・ウェルチに加え、メンバーとして長く活動してきたバロングタイム・メンバーのギル・オア (Gil Orr)、リッキー・ルイス (Ricky Lewis)、ブライアン・ナッスル (Brian Nussle) がメンバーとなっている。近年のアルバムとしては、ライブ・アルバム『The Next Set』や、アルバム『Waiting for the Tide』がある。アルバム収録曲には、「Crystal T」や「Killer Dana」のような新曲もあるが、「パイプライン」 、「征服者」、「ブランダバス」など、旧作のリメイクも収録されている。ブライアン・カーマンは、2015年3月1日に、カリフォルニア州サンタアナの自宅で、クローン病の合併症によって死去した。69歳であった。












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