『救命士』

『救命士』














『救命士』(Bringing Out the Dead)は、1999年公開のアメリカ映画。制作会社はパラマウント映画。監督はマーティン・スコセッシ。脚本はポール・シュレイダー。主演はニコラス・ケイジ。1976年公開の『タクシードライバー』(Taxi Driver)。アメリカ映画。制作会社はコロムビア映画。監督はマーティン・スコセッシ。脚本はポール・シュレイダー。主演はロバート・デ・ニーロ。と、作品のイメージや描写などが、二人の出世作でもある『タクシードライバー』(1976年)に似ている、と言うか、思い起こさせる作品でもある。違うのは、『タクシードライバー』が興行的に成功し、カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。また、1994年にアメリカ議会図書館がアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録した作品の1つなど輝かしいのに対して、『救命士』は、マーティン・スコセッシと人気スターニコラス・ケイジの、大物コンビが話題になった作品ではあるものの、重苦しい内容からか、興行的には失敗に終わってしまった作品。















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Bringing Out the Dead - 1999














































































『救命士』(Bringing Out the Dead, 1999年)

『救命士』(Bringing Out the Dead, 1999年)は、マーティン・スコセッシ監督の映画。原作はジョー・コネリーの小説である。ニューヨーク。救命士のフランク・ピアースは、何か月もの間、緊急患者の命を救えずにいた。そんな毎日が彼に重くのしかかり、ついに心身共に追い詰められてしまう。そんなある夜、彼はメアリー・バークという女性と出会う。彼女は心拍停止から蘇生した父親を、献身的に介護している心優しい女性だった。彼女との出会いにより、フランクは自分の人生に希望を見出すが、辛い現実は容赦なく彼に襲いかかる。マーティン・スコセッシ監督&ニコラス・ケイジ主演のサスペンス・ドラマ。人の死を目の当たりにする救命士たちの姿を通し、現代の暗部を抉る。スコセッシ独特の、都会を舞台としたダークな映像美が秀逸。救急医療の最先端で闘う救命士フランク。無数の人々が為す術もなく死んでゆくのを見続けた彼は、やがて救えなかった患者たちの亡霊に悩まされてゆく。仕事のストレスで崩壊寸前の救急救命士の姿を追ったドラマ。監督は「クンドゥン」のマーティン・スコセッシ。ジョー・コネリーの同名作(早川書房刊)を、「タクシー・ドライバー」などでスコセッシとコンビを組んだポール・シュレイダーが脚本化。製作のバーバラ・デ・フィーナ、撮影のロバート・リチャードソン、編集のセルマ・スクーンメイカーはスコセッシ作品の常連。音楽は「ワイルド・ワイルド・ウェスト」のエルマー・バーンステイン。出演は「8mm」のニコラス・ケイジ、「ハイロー・カントリー」のパトリシア・アークェットほか。


ある救命士

1990年代初期のニューヨーク、マンハッタンで1人の救命隊員が深夜に同僚と勤務に勤しんでいました。しかし彼は仕事の疲れから落ち込み、数ヶ月の間患者を救わず、ついには失った人々の霊を見る羽目になっていました。


ある患者と娘との出会い

救命を行い、心停止となった患者の家族に呼び出された彼は、そこで取り乱した患者の娘と友達になります。彼はその娘がよく病院で見かける非行者の幼馴染であることを知ります。次に彼は麻薬ギャングによる銃撃による患者を輸送しますが、間に合わず死亡させてしまいます。その翌日、彼は新たな相棒と手を組むこととなります。ヘロイン中毒の男に解毒剤を打ち、その患者は再び意識を取り戻すことができ、久しぶりに患者を助けます。


自暴自棄となる

しかし、彼は次の呼び出しで赤ちゃんを救えずに自暴自棄となり、お酒を飲んでしまい、病院の駐車場にある車に救急車を衝突させてしまいます。その次の朝、彼は患者の娘に会いに彼女のアパートへと向かいます。彼はしばらく彼女に付き添うと、彼女が自分の父の状態に対応するために薬物に手を出していることを知り、彼は彼女を去らせようとします。しかしここでも自暴自棄となった彼はなんと薬物を飲み、幻覚を引き起こします。彼は彼女を救おうとしたときに以前の多くの患者を救おうとした幻影を見ます。


父の蘇生

その幻影が終わると、彼は建物から彼女を運んでいきます。病院へついた彼は昏睡状態の彼女の父の前に行き、効果的に亡くなるために彼の声を父に届けます。すると、その声を聞いた娘の父は蘇生してしまうのでした。次の彼とのペアは熱心な男性でした。


生命維持装置を外す

そのときはすでに彼は気が狂い始めており、麻薬中毒者の患者をなんとか自分から遠ざけていました。そして再び娘の父のところへ来た彼は、娘の父の生命維持装置を取り外します。娘はそんな父の姿を受け入れました。


マーティン・スコセッシとニコラス・ケイジ

マーティン・スコセッシとのコンビが多いポール・シュレイダーの脚本多彩な出演者の、迫力ある熱演はかなり見応えあるが、異常者にまで見えてしまう、救命士達の極限状態の描き方が、誇張され過ぎている感じもする。マーティン・スコセッシと人気スターニコラス・ケイジの、大物コンビが話題になった作品ではあるものの、重苦しい内容からか、興行的には失敗に終わってしまった作品。異常なほどの、精神不安定な主人公を演じたニコラス・ケイジの、悲しげで哀れな表情は、あれだけ全編を通して見せられると、不思議に説得力を感じてしまう。ニコラス・ケイジとパトリシア・アークエットは、当時、夫婦共演。破天荒な救命士達、科学的医療より神を信ずる男ヴィング・レイムス、大食いで楽天家のジョン・グッドマン、過激であり荒っぽいトム・サイズモア、薬に溺れているが主人公に安らぎを与えるパトリシア・アークエット、問題ばかり起こす、自殺願望男マーク・アンソニー、主人公に命を救われる、役の売人クリフ・カーティスなど、実力ある個性派スターの共演は見ものだ。


麻薬と暴力に支配された90年代前半のニューヨーク

麻薬と暴力に支配された90年代前半のニューヨーク。救命士のフランク(ニコラス・ケイジ)は半年前に死なせたホームレスの少女ローズ(シンシア・ローマン)の幻影に悩まされ崩壊寸前。そんな矢先の木曜日、フランクは心拍停止から辛うじて蘇生した老人バークの娘メアリー(パトリシア・アークェット)と知り合う。だが、自殺願望があるホームレスのノエル(マーク・アンソニー)をはじめとする厄介な患者たちは相変わらず引きも切らず、心の休まる暇がない。夜間勤務のこの週末、相棒となった大食いの楽天家ラリー(ジョン・グッドマン)、神の信者のマーカス(ヴィング・レイムス)の助言もフランクの助けにはならず、辞職願いは上司に聞き流されるだけだ。そんななか、回復の見込みのないまま生かされているだけの父親を見舞うメアリーは、少女時代麻薬中毒者だったという過去を打ち明ける。メアリーはなじみの売人のアパートで薬を使って眠り込むが、フランクは彼女を無理に起こしてアパートに送り届けた。彼はそのメアリーの部屋で久々に深い眠りについた。土曜日。かつての相棒トム(トム・サイズモア)と組んだフランクは、度々患者に暴力をふるうので評判のトムがぶちのめしたノエルの命を救った。さらにフランクは、病院でバークの生命維持装置をひそかに停止させ、彼を苦しみから解放した。かくして、メアリーの元へ赴いたフランクは、ようやく安らぎを得るのだった。
















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