永遠の夢に向かってコンカッション

 

コンカッション

コンカッション















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映画『コンカッション』公式サイト










































ナイジェリアから移民してきた黒人医師が、全米最高のスポーツエンターテインメントが持つ根源的な危険性を告発。

ナイジェリアから移民してきた黒人医師が、全米最高のスポーツエンターテインメントが持つ根源的な危険性を告発。実話ベースの問題作をウィル・スミス主演で映画化。移民や亡命に対して異常なまでの厳しい態度を取り始めた米国の現状を考えると、実にタイムリーな作品。『ALI アリ』『幸せのちから』などのウィル・スミス主演による実録ドラマ。引退したアメリカンフットボールの選手たちに頻発する、謎めいた死の真相に挑むナイジェリア人医師の姿を追う。監督は、『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』などのピーター・ランデズマン。『アリスのままで』などのアレック・ボールドウィン、『ドライヴ』などのアルバート・ブルックスらが共演する。人種差別の問題を盛り込んだ物語や、ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門男優賞候補となったウィルの熱演にも引き込まれる。


『コンカッション』(Concussion)

『コンカッション』(Concussion)は、2015年のアメリカ合衆国の伝記・スポーツ・ドラマ映画である。監督・脚本をピーター・ランデズマンが務め、主演をウィル・スミスが務めている。ナショナル・フットボール・リーグの選手たちと慢性外傷性脳症との関連を発見した医師の実話に基づいている。2015年11月10日、第29回AFI映画祭にてプレミア上映が行われた。アメリカ合衆国では、同年12月25日に全国2,841スクリーンで一般公開された。Rotten Tomatoesには177件の批評家レビューがあり、平均値は6.1点、支持率は61%だった。Metacriticには39件の批評家レヴューがあり、平均値は55点だった。『The Hollywood Reporter』のスティーヴン・ファーバーは、「1つか2つの登場場面しか与えられていない役者までもが生き生きと画面に収まっている」と述べて、ピーター・ランデズマンの演出を称賛した。『Variety』のアンドリュー・バーカーは、ウィル・スミスの演技を称賛した一方で、脚本については「混乱しており、決まり文句に満ちている」と批判した。第19回ハリウッド映画賞にて、ウィル・スミスが主演男優賞を受賞した。


アメリカンフットボールという、全米最高のエンターテインメントの存在意義を揺るがしかねない告発に踏み切った、勇気ある医師の物語

ウィル・スミス演じるベネット・オマルは、ナイジェリアからの移民だが、臨床病理学・解剖病理学など法医学の免許を持つ優秀な医師。ペンシルベニア州ピッツバーグで、検死官として働いていた。そんなオマルのもとに、地元のアメフトチームのの花形プレイヤーだったマイク・ウェブスターの検死の依頼が舞い込む。NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)史上最高のセンターと呼ばれたマイクは、50歳にしてアルツハイマーの症状に悩まされ、家族にも見放された状態で変死を遂げていた。彼の症状や死因に不審を抱いたオマルは、アメフトのプレイ中の激しいタックルによる衝撃が、選手の脳神経に異常をきたす原因になっているのではないかという推論に辿り着き、精神異常をもたらすこの病症をCTE(慢性外傷性脳症。chronic traumatic encephalopathy)と名付けるが、NFLからの猛反発によって、世間からバッシングを受けるようになっていく・・・。米国の自由と民主主義に夢と希望を抱いてやってきた移民である黒人医師が、米国のアメリカンドリームの体現ともいえるアメリカンフットボールという、最高のエンターテインメントを根底から揺るがしかねない告発に挑む、衝撃の実話の映画化。


ありとあらゆるスポーツや挑戦にはリスクがつきもの

本作では全米で毎週2000万人を動員するという大人気スポーツであるアメフトの危険性を告発した、一人の医師の勇気ある挑戦を描いている。本作によれば、アメフトのタックルの衝撃を受け続けることによって精神を病む恐れがあるという。頭蓋骨の中で浮いている人間の脳は、60Gの衝撃で脳震盪を起こす。一方、フットボールで頭をぶつけ合うショックは100G以上。生涯にわたって激しいタックルを受け続けると、連鎖的な神経障害により脳内にキラータンパク質が発生し、少しずつ精神を蝕んでいくのだ。この恐るべき症例を「CTE(慢性外傷性脳症)」と名付けたオマルは、警鐘を鳴らし選手の安全を守るために、医学誌に論文を発表。同じように頭部に衝撃を受けやすいスポーツならば、僕が愛してやまないボクシングも同じだ。最近アマチュアボクシングではヘッドギアをつけなくなったらしいが、それはヘッドギアをつけているほうがかえって脳しんとう(Concussion)を起こしやすいという医師からの報告が増えたことと、同時にヘッドギアをつけていることで(視野が狭くなったり、少しくらい当たっても平気という過度な安心感のため)防御に対する認識が甘くなり、結果として頭部にパンチを受けやすく、長期的にみるとCTE(慢性外傷性脳症)になるリスクが高まっているからだという。頭部に強い衝撃を起こすことでCTEになりやすいスポーツは他にも結構ありそうだ。ボクシング以外にもキックボクシングなど他の格闘技はそうだし、相撲もそうだろう。CTEにならないとしてもバイクや自動車のレースによる危険性はいうまでもない。いや、スポーツだけではない。例えば起業ならば倒産や破産のリスクを抱えている。人生において、スリルや大きなリターンを見込んでの挑戦は常に大きなリスクと裏腹になっている。それが嫌ならやらなければいいのだ。本作の主人公であるオマル医師も、別にアメフトという競技をやるべきではないと言っているわけではないし、エンターテインメントとしての未来を損ねようとしているわけではない。ただ、そこに潜むリスクをあらわにして警告しているだけである。彼自身が、大きなリスクをとって米国に移民してきている。そのリスクを冒したうえで成功をした。問題なのはリスクを隠匿しようとする体質であり、組織ぐるみの隠蔽体質に他ならないのである。


あらすじ

映画 「コンカッション」。アメフト業界の隠蔽を暴露するウィル・スミス。実話です。2005年、ウィル・スミスは実在の医師で検視官のベネット・オマル役。アメリカンフットボールのNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)を引退した花形選手の変死解剖に携わり、頭部タックルが原因である脳の病気CTEを発見、論文を発表。熱狂的、国民的スポーツ故、絶大な権力、絶大な経済効果を持つNFLはそれを全否定し、ベネット・オマル医師とその周りに圧力をかけていくが・・・・・


見どころとテーマ

ただ真実を伝えるだけの事が何故それほどまでに難しいのか。真実を隠蔽してまで守るべきものとは?本作が凄いのは、2016年現在でもまだ進行中の事件だということ。根本的な解決はしておらず、NFLに対して改めてこの映画を通して問題点を叩き付けた状況になっているということです。純粋なスポーツは、その華々しさと興奮を人々にもたらす事で巨大なビジネスとなります。ビジネスに目が眩み、本来の目的を見失った時、犠牲者になるのは末端の選手たちとその家族なのです。アメフトに限らず、富の集中をもたらすアメリカン・ビジネスの典型ともいえるでしょう。映画冒頭、NFLを引退したマイクの演説にCTEに悩まされる選手達の現実と想いが全て語られています。「素晴らしい栄光との引き換えに、犠牲、恐怖、痛みが伴ない、それは現在でも続いている。成すべき事はゲームを終わらせる事で、終わらせる事でのみ勝利を得られる。」と。ゲームを終わらせるとは、アメリカン・フットボールを生業と選んだ自分の人生自体を終わらせる事です。死をもってしか悪夢を終わらせる事ができない痛々しさは、花形の現役選手時代の華々しさの代償としてはあまりにも重く辛すぎます。初心に戻ろう。真実を語ろう。シンプルで実直なベネット・オマル医師の存在が、この映画、この事件の救いです。彼がくじけそうになったとき、ナイジェリアからアメリカに夢を抱いてやってきた頃の初心を思い出して前に進んだエピソードを絡めていく脚本はなかなか秀逸です。


CTEとは?

CTEとは?コンカッション=脳震盪。我々の脳は頭蓋骨の中の液体に浮いている状態なので、外部からの激しい衝撃で頭蓋骨に衝突する場合もあります。一時的な脳震盪となり症状が回復したと思われていても、フットボールやボクシング、アイスホッケーなどで度重なる衝突を繰り返すと、慢性外傷性脳症(CTE:chronic traumatic encephalopathy)に至る場合があるのです。キツツキや山羊など、いわゆる頭突きをする事が日常の動物の脳内には、進化の過程でショックアブソーバー(脳を守るための衝撃吸収剤)が発達していますが。人間にはそんなものは付いていません。頭突きは、人間の種の保存とはたぶん無関係であるという意味でしょう。人間の脳への衝撃は通常60Gが限界。フットボールでの頭部同士のタックルでは100Gに及びますが、マイクは引退までの間におよそ70000回以上のタックルを受けた計算になるとのことです。素人が考えても脳みそがなんだか変になってしまう事を想像できます。




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今、現実に起きていること

2011年、5000人近い元NFL選手たちがNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)を相手取り、事実隠蔽に対する集団訴訟を起こしました。そして2015年に和解成立。また、ベネッ ト・オマル医師が正式にアメリカ国民となったのも2015年。本映画のアメリカ公開は2015年12月です。この映画の上映で多くの人々が関心を集め、オマル医師、選手やその家族たちに勝利がもたらされました。


更に、微に入り細に入り

ベネット・オマル医師の最初の検死のシーンがいい。敬意を持って時間をかけて自分の仕事に接する態度。短い時間ですが、このシーンがあるとないとではこの映画のイメージが大きく変わります。通常、検死では日曜大工でみられるような電動かつ破壊的なイメージの道具(電動ドリル、電動カッター、トンカチ等)を使用しますが、彼は繊細とも言える大小さまざなメスやピンセットが主体。几帳面に道具を並べ、しかも毎回使用後にそれらの道具を廃棄し(道徳的観点から再度別な検死に使用する事を良しとなかった)、屍体に話しかけ、ヘッドホンをかけ、音楽を聴きながら検視をする。ウィル・スミスは都会的で洗練された役柄が多い印象ですが、本作ではその逆です。アフリカのナイジェリアのチーフの息子として、なまりのある英語、心神深く頑なな性格を演じます。「7つの贈り物」の時の顔に近いでしょう。ハラハラドキドキするサスペンスではなく、静かで熱い情熱が伝わる作品です。ベネット・オマル医師の乗る車は当時1000万円ほどのメルセデス・ベンツSクラス。決してきらびやかではなく、どちらかというと地味で実直な彼がこの車を乗る理由は、純粋に最善の物を求めた結果でしょうか。(メルセデス・ベンツSクラスのコンセプトは、「最善か無か」)。冷蔵庫の中にはほとんど何もない質素な暮らしなのに対して、上質なカフスに刺繍のあるワイシャツを着るなど、特定のものへのこだわり、全体のアンバランスさにも注目したいところです。上司のシリルがベネット・オマル医師にプレゼントしたシャンパンは「ペリエ・ジュエ・グランド・ブリュット(ノン ヴィンテージ)」。ペリエ・ジュエは日本ではベル・エポック以外はあまりメジャーではありませんが、モエ・シャンドンよりもちょっと高価なこだわりシャンパンです。NFLの選手とその家族はこの映画を映画館で無料鑑賞できるとのこと。リドリー・スコットのスコットフリー・プロダクションズのプロデュース作品。


キャスティング・ノート

監督はピーター・ランデスマン。監督としては「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」に次ぐまだ2作目です。ベネット・オマル医師とともに真実を語る側になるジュリアン医師役のアレック・ボールドウィンははまり役でした。「ブルージャスミン」や「アリスのままで」の印象そのまま。豪邸の裏庭で散歩する姿が似合う人です。 ヒロイン役のググ・バサ=ローはテレビ・ドラマへの出演が多い。気丈で品のある役柄が合っていました。本映画は彼女の代表作になるでしょう。NFLを引退したマイク・ウェブスター役には「ハート・ロッカー」にも出ていましたが、「グリーンマイル」や「コンタクト」の印象が強いデヴィッド・モース。痛み止めのために自らスタンガンを当てるシーンが痛々しい。


会話ピックアップ

God is No.1(人差し指と中指の2本立てながら)。Football is No.2(人差し指を1本立てながら)

→ 「建前では信仰の方がもちろん大切だが、本音ではアメフトの方がもっと大切。」


Need is not weak. Need is need... You have to be the best version of yourself. If you don't know what that is you pick something and fake it

→ 「求める事は弱さではない。必要だから求めるだけだ...偽物にだまされてはダメだ。君はもっとも輝く本物の君でなければいけない。」


Tell the truth! → 「真実を語れ!」
















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