NOS

NOS















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ホーリー・パフォーマンス・プロダクツ社























































ワイルドスピードを知らない方へ

ワイルドスピードは、ストリートレーシングをテーマとしたカーアクション映画。登場する車は「ニトロ」と呼ばれる小型のタンク状の装置を積んでおり、ドライバーがタンクのバルブをひねりボタンを押すと爆発的な勢いで車が加速する、という演出がなされています。『ワイルド・スピード』(The Fast and The Furious)は、2001年のポール・ウォーカーとヴィン・ディーゼル出演、ロブ・コーエンが監督したカー映画。ロサンゼルスを舞台にドラッグレース(ゼロヨン)に熱中するストリート・レーサーたちを題材としたカーアクション映画である。当時のアメリカのストリート・レース文化にのっとり、スポーツコンパクトと呼ばれるカテゴリの日本車が数多く登場する。ストリート・カーレースに大金を賭ける若者たちが、夜な夜な集まるロサンゼルス。ある夜、ストリート・レーサー達をとり纏める凄腕ドライバーのドミニクは、一人の白人・ブライアンに勝負を挑まれる。ブライアンは勝負に負けるが、勝負への姿勢をドミニクに気に入られ、行動を共にすることになる。だが、ブライアンの正体は実は警察官であり、高額な貨物を載せたトラックが次々と改造車の集団に襲われるという事件を追って、潜入捜査のため彼らに接触したのだった。身分を隠してストリート・レーサーの仲間となったブライアンだったが、やがてストリート・レーサー達に対する友情が芽生える。しかし、ジョニー・トランのグループによるレーサー同士の抗争に巻き込まれ、事態は思わぬ方向に進展してゆく。


ワイルドスピードに出てくるニトロって何?

ナイトラス・オキサイド・システム(Nitrous Oxide Systems、NOS) とは、ナイトラス・オキサイド(亜酸化窒素(笑気ガス/N2O))と呼ばれるガスをエンジン内部に噴射するシステムのこと。「笑気ガス(しょうき・ガス)」という名前に聞き覚えのある方も多いかもしれませんが、麻酔に使われるガスと同じものです。意外ですね。劇中にNOSタンクを取り付けていました。ナイトラス・オキサイド・システム(NOS)という名称自体はホーリー・パフォーマンス・プロダクツ社の米国における登録商標(商標登録第1895895号)である。しかし、日本国内においては(ワイルド・スピードに端を発するスポーツコンパクトブーム以前)他社のシステムはおろか、ホーリーのものすら認知度が低かったこともあってか、長らくの間「NOS」の名称がこの手のシステム全般を指す名称として扱われることも間々あり、(商標の普通名称化)実際ワイルドスピードX2(ワイルドスピードの続編)においても(本作ではNOS(ニトロ)ではなくNX(ナイトラスエクスプレス)を使用しているにもかかわらず、この流れで)「NOS(ニトロ)の噴射は最後に使うんだ」と言う字幕が登場した。しかしながらスポーツコンパクトブームからホーリー・パフォーマンス・プロダクツ社のものも他社のものも認知度が広まった事からか「NOS」がれっきとした商標として意識され始め、ホーリー・パフォーマンス・プロダクツ社のもののみを指して「NOS」、この手のシステム全体を「ナイトロシステム」などと呼称するなどして区別するメディアも出てきている。亜酸化窒素はその英訳であるnitrous oxideよりナイトロもしくはニトロと略称されることがあり、実際「逮捕しちゃうぞ」ではマンガ・アニメ共に「ニトロ」の呼称を用いている。この呼称により後述のように日本ではニトログリセリン又はロケット、レース用燃料であるニトロメタンとしばしば勘違いされる(本システムで使う亜酸化窒素は爆発性はなく安定した物質である。ニトログリセリン及びニトロメタンも窒素化合物ではあるが化学的特性は全く異なる)。


アメリカでは絶大な人気を誇るメジャーなチューニング手段

アメリカでは絶大な人気を誇るメジャーなチューニング手段であるにもかかわらず、日本国内ではいまだに「エンジンが壊れやすい」「爆発する」などという偏見がまかりとおっているが、その原因は実際に使用される物質が亜酸化窒素であることが理解されておらず、ニトログリセリンを使用したシステムであると勘違いされていること、施工する店舗の知識・経験の不足、噴射時における点火時期の遅角(リタード)が重要な点が理解されていないなどの要素がある。特に、施工するショップが少ないことは問題で、他のチューニングと同様、専門知識を必要とするセッティングが必要なのは当然であるのに、一般ユーザーがネットオークションや並行輸入で直接購入して、見よう見まねで自分で取り付けるケースが多いのも、「壊れやすい」というイメージを助長している一因と考えられる。近年のスポコンブームや、全日本プロドリフト選手権(D1GP)で使用する車輌が多くなってきたことで、以前よりは認知されている傾向にあるが、D1では2014年(平成26年)よりNOSの使用は禁止された。


ニトログリセリンみたいなもの?

名称が似ているニトログリセリンとは同じ窒素化合物ではあるが化学的特性は全く異なり、爆発性はなく安定した物質である。劇中でNOSタンクに引火して爆発する、というシーンは演出のようです。よく「ニトロ」と表現されることが多いナイトラス・オキサイド・システム。実はここからちょっとした勘違いが日本で起きてしまったのです。ニトロ=ニトログリセリン、あるいはニトロメタン、といった「爆発しやすいもの」というイメージがありますが、NOSに使う亜酸化窒素は爆発性はなく安定した物質。実際アメリカではポピュラーなチューニングメニューとして利用されていますが、日本では「エンジンが壊れやすい」とか「爆発する」といった誤解が浸透してしまっています。これは「ニトログリセリンを使用したシステム」と勘違いされてしまった事に起因していると考えられます。また、ネットオークションでも手に入るパーツゆえに、専門知識のない個人が取り付けしてしまい、結果としてエンジンがダメージを受けてしまう、といった事もあるかもしれませんね。日本では誤解を受けた事から、チューニングメニューとして忌避されるケースが多くなり、正しい知識でのカスタムが行われてこなかった、というのが日本であまり定着していない事情といえそうです。


どうして瞬間的にパワーが出せるの?

大気に比べ約1.5倍(33%)の酸素が含まれています。より多くの酸素を吸い込むことが出来たエンジンは、ターボやスーパーチャージャーの様な過給状態となり、ガス噴射の間だけ一時的に馬力を上げることができる装置です。最大でノーマルエンジンの200%以上のパワーアップが期待できます。


ニトロを使うメリットは?

最大のメリットは、そのコストパフォーマンスの高さにある。「1馬力1万円」ということがまことしやかに囁かれるチューニング業界において、例えば20万円前後の投資で50馬力以上の出力向上が可能なチューニングは他にない。他のエンジンチューニングと異なり、カム、タービン、圧縮比等の変更が不要。安価で、通常の燃費、乗り易さもそのままに、ボタンを押すだけで、50-500馬力アップする。高価と思われがちなNOSですが、一度買ってしまえば車種が変わっても載せ換え出来ます。外してしまえばノーマル車両なので、車両の買い替え・下取りも普通に可能です。


チューニングコストは?

このNOSのカスタムキットは比較的安価で、5~6万円ほどで入手する事が可能です。これを吸気のみに噴出する「ドライショット」と呼ばれるカスタムであれば、10万円以内で組むことも可能ではないでしょうか。この手法だと爆発に対して燃料が足りなくなってしまうので、より出力を求めるのであれば、燃料と混合させて噴射させる「ウェットショット」という手法の方が望ましいといえます。これで60~80馬力ほどUPするとされていますから、費用対効果として考えれば、非常に良いメニューといえそうです。ただし、モアパワーを求めて突き詰めるのであれば、ECUキットやセッティングも詰めていかなければなりませんから、ショップでのカスタムコストは100万円前後かかることになりそうです。気を付けなければならないのは、こうしたエンジンパワーを向上させるカスタムを行った場合、クルマの「トータルバランスが著しく崩れる」という事です。つまり、パワーに見合った足回り、ボディ補強、また重要な制動力が必要になります。バランス重視のカスタムで、公道でも安全に走れる仕様に仕上げたいものですね…。


ターボ車にも有効なアイテムなのか?

高圧液化された亜酸化窒素は気化する際にマイナス60度となり、周囲の熱を奪う性質があるため、熱を持ちやすいターボなどの過給器を持ったクルマに対しても有効といえます。この性質を上手く利用し、インタークーラーに吹き付けて冷却効率を上げるカスタムも行われているそうなので、過給器との相乗効果が見込めるメニューともいえそうです。


エンジンは壊れないの?

ガスを噴射してる時はある程度エンジンに負担が掛かりますが、通常走行のOFF状態ではノーマルエンジンと同じ状態です。近年のNOSキットは噴射させるタイミングの制御、燃料増量技術(部品の精度)、点火時期の調整、均等分配等の制御をモーテック等の電子制御で正確に行い、この制御システムの進化によりエンジンを傷める事が少なく、確実にレースに勝つ為の必勝アイテムへと進化を遂げています。


危険性もあるので注意!

非可燃性で無色、無毒ですが、吸い込むと麻酔効果があり危険です。実際に医療現場で麻酔に使用されるガスです。NOSのボトルはかなり高圧なため、何かの勢いでバルブが破損した場合、バルブが鉄砲の弾のように飛んできます。これに直撃したらひとたまりもありません。


映画などで『切り札』的に使われるパワーアップアイテム

映画などで『切り札』的に使われるパワーアップアイテムが「NOS=ナイトラス・オキサイド・システム」ではないでしょうか。実際ボタンを押して爆発的な加速を得る演出となる事から、多くの作品でみられますし、私達もそうした場面の印象が強く残っていますよね。これはターボ車をはじめ、どんなクルマにも使えるものなのでしょうか?カスタムメニューで最後の切り札的に使われるのが「ナイトラス・オキサイド・システム=NOS」です。これはナイトラス・オキサイドと呼ばれる「亜酸化窒素」(医療分野で使われる笑気ガスでもあります)をエンジン内部に噴出する事で、亜酸化窒素が高温により遊離した酸素が爆発を助ける事で出力が上がる、といった原理。平たくいうと、空気よりも酸素が多く得られるのが亜酸化窒素であり、空気の約2倍以上の酸素分圧になるため、より多くの燃料を爆発でき、一時的に排気量が上がるような効果があるといえます。この点、吸気量を増やす過給器に近い特性のものといえるでしょう。


「ニトロ」と長年勘違いをされている「NOS」

よく「ニトロ」と表現されることが多いナイトラス・オキサイド・システム。実はここからちょっとした勘違いが日本で起きてしまったのです。ニトロ=ニトログリセリン、あるいはニトロメタン、といった「爆発しやすいもの」というイメージがありますが、NOSに使う亜酸化窒素は爆発性はなく安定した物質。実際アメリカではポピュラーなチューニングメニューとして利用されていますが、日本では「エンジンが壊れやすい」とか「爆発する」といった誤解が浸透してしまっています。これは「ニトログリセリンを使用したシステム」と勘違いされてしまった事に起因していると考えられます。また、ネットオークションでも手に入るパーツゆえに、専門知識のない個人が取り付けしてしまい、結果としてエンジンがダメージを受けてしまう、といった事もあるかもしれませんね。日本では誤解を受けた事から、チューニングメニューとして忌避されるケースが多くなり、正しい知識でのカスタムが行われてこなかった、というのが日本であまり定着していない事情といえそうです。


NOSを利用した演出がある映画作品

ボタンを押してガスを噴射することにより一時的に爆発的なパワーを得る」と言う点が見た目にもわかりやすく、演出の意味で使いやすいためか、カーアクション映画・アニメやレースゲームにおいてはレースやカーチェイスシーンの終盤に、いわゆる「必殺技」のような感じで使用される。コブラ (1986年公開)、ワイルド・スピードシリーズ(2001年~2017年公開)、60セカンズ(2000年公開)、NOSを利用した演出がある作品。


亜酸化窒素の販売規制による影響

亜酸化窒素はNOSに利用される他にも様々な用途が有るが、2015年頃から脱法ドラッグ代わりとした乱用が目立つこととなった為、厚労省より違法薬物に指定され医療等の用途以外の目的での製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止されることとなった。このため、NOS向けの亜酸化窒素も販売規制対象になると危惧されていたが、パブリックコメント495150202号によると、「医療等の用途」として、「元素又は化合物に化学反応を起こさせる用途」を規定します。一酸化二窒素をロケットや自動車等のエンジンの助燃剤として使用することは、「医療等の用途」の「元素又は化合物に化学反応を起こさせる用途」に該当します。との回答があり、NOS向け亜酸化窒素は、販売規制の対象とならないことが確認された。


備考

ガスの充填は、液化状態で充填しなければならないため専用の圧送充填器が必要になる。充填器は基本システムを製造している装置メーカーが販売している。使用する液化亜酸化窒素ガスは各装置メーカー製ではなく一般のガス会社より購入して使う。液化状態にて充填するので、積載用ボンベ(ボトルと呼ばれる)をガス会社に持ち込んでも自社ボンベから積載用ボンベへの液化状態のままで充填する設備がない、安全が確保および確認できないなどの理由で充填を断られる場合が多い。このため通常の販売形態としては充填設備を持つ小売業者がガス会社より液化亜酸化窒素ガスボンベを仕入れ、ユーザーが持ち込んだ積載用ボンベに量り売り方式で充填販売する方法をとる事となる。愛好家グループなどヘビーユーザーが個人で充填設備を整えガス会社から液化亜酸化窒素ガスボンベを仕入れて使う。ウエットシステムの仕組みに「パージバルブ」というものがある。 これはNOSラインにエアの混入を防ぐ為に、使用前に少量放出するものだが、今では故障原因を取り除く為よりも 放出そのものがショーとして人気が高まっている仕組みである。 このパーツもNOS共々 やはり映画『 ワイルド・スピードX2』の車はほぼ全車使用していた事で認知度が高まった。ちなみに、亜酸化窒素には二酸化炭素の300倍もの温室効果がある。


亜酸化窒素噴射方式の主なメーカー

NOS(ニトロ)
NX(ナイトラスエクスプレス)
VENOM(ベノム)
エーデルブロック
ZEX(ゼックス)
ナイトラスワークス
















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